『地の果てのダンス』 清野栄一
近所の図書館でたまたま見つけた本です。タイトルにグッときて読んでみたらハマリました。
僕の大好きな本の一つです。
地の果てのダンス…
ハイエースにDJ機材とデカいスピーカーを積んで、
仲間とオーストラリアを縦断しながら、夜は砂漠の大地でパーティを繰り広げる。
オーストラリアの手付かずのその砂漠が、まるで地の果てのようだった。
サソリもいるし、カンガルーの死骸も転がっている…
ヤバすぎる!!
この本を読んでから、自分の中で音楽と旅がリンクしました。
国内は別だけど、僕は旅行のときは基本的に音楽は持ち歩かない。
不要だからだ。
タイやベトナムに行ったとき、いかなる時も頭の中に音楽は思い浮かんでこなかった。
その土地に合う音楽はその土地の音楽で、普段僕が聴いている音楽は全く意味を持たないのだ。
だからベトナムでは、ベンタイン市場やファングーラオ通り近くのCDショップで、
ベトナム人オススメのコピーCDを買ったりしていた。
それを聴くたびにベトナム旅行を思い出す。
しかし最近思うことは、テクノとかハウスとかクラブミュージックはどこの土地でも合うんじゃないか、ということだ。
気軽にBGMとして聴けばいいし、ジャンルなんて無いんだし。重要なのは聴いている音楽じゃなく、そのときの気持ちだ。
世界中どこでも受け入れやすく、どこの土地でも合う音楽じゃないのかな。
世界中でパーティが開かれている理由でもあるんだろうな。
去年フジロックにいったんだけど、たまたまDJ SEINOもプレイしていたらしい。
惜しいことをした。
SEINOの本は読んだが、まだ音は聴いていないのです。